とどめの女子大生日記

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憧れの大人

レポートやらテストやらが重なり、久々にブログを書く。

日記とは違って、毎日書かなくても罪悪感がないのがブログの良いところだと思う。

しかし、ブログを書く余裕がないほど忙しいということは、ブログに書くに値する事件がたくさん起こるということだ。

 

教授の研究室に初めて伺った。

大学の制度や雰囲気がまだイマイチ掴めていない1年生の6月、研究室は近寄りがたい。あの中では何が行われているのか、とって食われるんじゃないかという不安でいっぱいである。

さらに、私が訪ねた研究室の教授は、愛想が良い感じでもなく、如何にも大学教授という感じの偏屈さだ。

アポを取る時から蕁麻疹が出るレベルで神経を使い、研究室を訪ねる日はデスマッチに参加する心持ちで胃に穴が空きそうだった。

 

いざ決戦の日

研究室のドアは全開だった

そっと中を覗くと、先輩たちと教授が談笑していた。ゼミ終わりのようだ。

教授と目があった。

「おはいりなさぁぁい」

あれ、こいつ、こんなキャラだったっけ。

 

教授はとても優しかった。

気さくだった。

デスマッチとか言っていた前日までの私をぶん殴りたい。

 

違う用事で研究室を訪ねたのだが、

教授『君は面白いね、来週の月曜のゼミ、ついておいでよ。フルコマ授業?英語があるから休めない?英語ぐらい僕が教えてあげるよ、授業よりゼミの方が面白いから来なさい』

三四郎の佐々木与次郎かと思った。

 

 

帰り際、

『あなたはお家は遠いの?近く?それは良かった、暗くなる前に帰りなさい。』と言われた。

生まれて初めてジェントルマンに出会ったなと思う。

 

教授は黒のミンティアをボリボリ食べていた。あんなに辛いのをそんなに食べて、胃に穴が開かないか心配だ。

教授はお煙草を吸われるのだろう。

しかし、教授はいい匂いがした。

奥様がきちんと柔軟剤を効かせてお洗濯なさっているのだろう。

左手の薬指に指輪をはめている。

教授に対する勝手なイメージが抜けないので申し訳ないのだが、邪魔だからといってぽろっと外してうっかり無くしそうな教授なのにちゃんとつけているあたり、愛妻家なのだろうなと思う。

 

知識と教養がある。気さく。ユーモアがある。優しい。

私も教授のような大人になりたい。

授業中に真剣にブログを書いているあたり、精進が必要だと思う。