とどめの女子大生日記

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いけるよ

厚かましい人が羨ましい。

私はまだ社会に出ていないので、精神的に来る厚かましさを体験していないが、日常的に『ああ、この人、厚かましいんだな』と思う局面が多々ある。

 

例えば、今日、私はホットケーキをお弁当に6枚持って行っていた。

友人が午後からの講義の五分前に、『お腹すいた〜!』と言いながらやって来た。

私は6枚のうちの3枚、すでにお昼ご飯で食べ、食べきれなかったものはおやつに1枚、明日の朝食に2枚食べようと思っていた。

友人は席に着くや否や、『食べ物持ってない?』と聞いて来た。

友人は、友人の友人と猥談で盛り上がってしまって、寮に昼食を取りに戻れなかったらしい。

ここまでは余裕で『ホットケーキあるよ。食べる?』

と私は友人に差し出した。

すると友人は

『何枚ある?あるやつ全部ちょうだい』

と言ってきた。

いや、授業開始まであと五分。

一枚食べるので精一杯でしょう?

案の定、友人は五分間で1枚食べきらなかった。

そして、『あとは寮に持って帰って食べてあげるわ。いけるよ。』

と言った。

いやいやちょっとまて。私は一人暮らし。早起きしてホットケーキを焼いた。甘味すら買えない赤貧生活の中で唯一おやつとして食べれるホットケーキ。明日の朝、少しでも長く寝て、チンするだけで朝食になるホットケーキ。寮で菓子パを毎晩開催し、朝は講義の30分前まで寝ても朝食も昼食も用意されている友人とは訳が違うのだ。

『食べてあげるわ』

って言われても、誰も頼んでない。

なにが『いけるよ』じゃボケ

だいたい、友人が言う『いけるよ』が腹立つ。

『私はあなたのために仕方なくやってるよ。』

という意味を含んでいる。

 

かろうじて私は友人からホットケーキを返してもらい、おやつのぶんは友人にあげてしまったが、残りの2枚を朝食にすることができた。

 

こんなのただの愚痴と言われてしまえばそれまでだし、私がケチだと言われてしまえば否定はできない。

だけど、社会に出る前の現時点で、厚かましいけど世渡り上手な人と、みみっちくて生きづらい人の差が生まれているのだと思うと、これから先が思いやられる。

 

そして、講義の後、同じ学科の人たちがうちに集まった。

私は、『みんなで食べよう!』

と、入学祝いにもらったかわいい缶に入ったチョコレートをみんなに勧めた。

みんな遠慮して一粒ずつぐらいしか食べなかった。

20粒ほど残ったのだが、残りは例の友人が全て食べた。

みんなは

『ほら、こういうのって、食べるもったいないよね』

と例の友人にさり気なく言っていた。

友人は『いけるよ』

と言い放った。

 

太れ!鼻の頭に大きめのニキビができろ!